産地 オーストリア
品種 ツバイゲルト 70%、ブラウフレンキッシュ 30%
クロージャー:スクリューキャップ
アルコール:12,5%
酸:6.0g/l
残糖:1.1g/l
畑:ハイデボーデン
土壌:砂、粘土、黒土
収穫:8月下旬と9月下旬に手摘み
醸造:除梗したのち、別々で発酵。
天然酵母による自発的発酵、旧樽にて12か月間熟成。ボトリングの前日にブレンドしてボトリング。
無清澄、軽めの濾過、ボトリング時のみごく少量の亜硫酸使用。
ノイジードル湖の東岸にあるエリアのツバイゲルトとブラウフレンキッシュを使用したポピュラーかつこのエリアではベーシックなスタイルの赤ワイン。
ピッティは、ピットナウアーのニックネーム“ピッティ”に由来。
明るく少し紫がかった赤色、ブラックベリー、さくらんぼ、スパイスのアロマ。
フレッシュな果実味があり、フルーティーでジューシー。
軽めのタンニンと酸がとてもバランスが良く、ジューシーで軽やかな味わい。
チルタイムから食事など気軽に楽しめるフレンドリーワイン。
彼が手掛けるカジュアルラインの中で、ピットナウアーを代表する赤ワインの一つとなります。
今年より、畑に咲く花をイメージして、ラベルに花が描かれています。
生産者:ゲアハルト・ピットナウアー
ワインの中に、シンプルさと正直な感情がある、ゲアハルト・ピットナウアーのスピリット、それは、彼の寛容さと謙虚さからきています。80年代中ごろ、オーストリーのワイン市場はスキャンダルとカオスの真っただ中にいました。甘口ワインの粘度を高めて、より糖度の高い格上ワインに見せかける手口として、ジエチレングリコールがワインに加えられたのです。調査の結果、一部のワイン商が悪事を働いていたことが暴かれるのですが、この事件によって、オーストリアワインの輸出は一夜にして限りなくゼロに落ち込み、まさに壊滅的なダメージを受けます。誰かがワインを取り巻くすべての環境を浄化しなくてはいけないと思っていた頃、ピットナウアーの父に突然の死が訪れます。当時、ピットナウアーは18歳。父から徐々に受け継ぐはずのワイン造りも、自分だけでやっていかなくてはならなくなったのです。彼は言います。「確かに自分の教育のレベルは低いし、ブドウ栽培とワイン造りは関しては、父にほんのさわりを教えてもらっただけ。でも、いつも僕は好奇心旺盛で貪欲に学んできた。友達や勉強仲間の話を聞いたり、海外に行って勉強したり、ワインのテイスティングもしてきた。アーティストになりたいって思っていた頃もあったけれど、今ではそれはワインに対するアプローチになっているんだよ。」
彼の造るワインは、土着品種のブドウを使い、テクニックにこだわりすぎず、新樽を使わない、ピットナウアーらしい‘down to earth’スタイルなのです。
ピットナウアーは、自分が愛飲していたワインの中に、一貫性や共通のテーマがあることに気づくまでは、栽培理論なしでワイン造りを行っていました。もし、彼が自分の飲んでいるワインがビオディナミで造られていることに気づいていたとしたら、彼のワイン造りは、もっと早く変わっていたことでしょう。年月が経ち、ビオディナミのことを知ったピットナウアーは、妻のブリジットとともに、15ha(半分は自分のもとで半分は借りた土地)を生きたワインを造るために、独自のオーガニック精神で手入れをはじめます。堆肥を与えるところから収穫までのすべての作業はマニュアル通りに行われ、カレンダーはなく、彼をあせらせるものは何もない。ブドウの完璧な成熟がもたらす味わい。きれいなブドウを選んで、ヴィンテージのコンディションに応えたワイン造りをセラーで行っています。空気式圧搾機、温度調節付きのスチールタンク、そしてポンプなど最新技術。彼の造るワインは、ピュアでフレッシュな果実味が特徴です。ピットナウアーは、それぞれのブドウ品種がもつ、わくわくするような、ユニークな声やテロワールがはっきりと聴こえてきそうなワインを造っています。
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