産地 オーストリア ブルゲンランド
品種::ヴェルシュリースリング 85%、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、グリューナー・ヴェルトリーナー、リースリング
オレンジ
生産者:ウヴェ・シーファー
アルコール度数:13%
総糖:0.1g/l
総酸:6,3 g/l
樹齢:平均 45 年
土壌:砂質ローム、砂利、石灰岩
面積:0,2 ヘクタール
生産本数:1200 本
醸造:手摘みで 11 月に収穫、旧樽にて野生酵母による自然発酵。
一日一回パンチング・ダウン 80 日間スキンコンタクト、大樽にて澱と共に 48 カ月熟成。
ラッキングなし、SO2 無添加、無清澄、無濾過。
“ヴァイサー・シーファー”シリーズのオレンジワイン・バージョンで、“m”はマセレーションの頭文字。
濃いアンバーカラー。
熟したリンゴ、スパイス、ハーブ、キンカン、オレンジ、ハチミツなど様々なアロマ。
胡椒、ビスケット、ハチミツ、ミネラルと酸味と濃厚なボディ。
非常に複雑で、とても長い余韻。このヴィンテージにてオレンジワインの生産を終了。
最後のヴィンテージ。
ウヴェ・シーファー---
ウヴェ・シーファーは、「シュタイアレック」「パプシェック+コール」「トラウベ」といった超一流レストランでソムリエを務めた後、故郷アイゼンベアク近くでまったくのゼロからワイナリーを起こし、独学で古木からエレガントなブラウフレンキッシュスタイルを確立した人物です。
短期間にも関わらず、トップクオリティのワインを造る恐るべき人物。
彼の所有畑は3haにも満たず、一方で人気はカルト級。フラッグシップの畑のワインはリリース前にほとんど予約で完売してしまいます。
でも、なぜ彼はそんな超一流レストランでのトップソムリエの職を投げ打って、ゼロからワイナリーをスタートすることになったのか?
『ワインウィルスに感染した』というウヴェ。
シュタイアレック時代にオーストリアワイン担当だったことから、最初は興味あるワイナリーの休みの日に訪ねて歩いていたけれど、そのうち休みの日だけでは足りなくなり、どんどん畑仕事にのめりこむようになっていったそうです。
ウヴェはもともと栽培醸造の専門教育を受けていたわけではなかったため、畑仕事を手伝う傍ら、栽培や醸造に関するノウハウを教えてもらったのでしょう。
そんな彼の醸造に関してのモットーは、『Less is more』。
自然らしさにフォーカスを当て、とてつもないピュアなスタイルのワイン造りをします。
でも、どうしてアイゼンベアクなのか。
ブルゲンラント州で最も小さいこの栽培地域は、人里を離れ静かで純粋な風景が魅力。
でも、そのワインの評価はいまいちでした。ウヴェはオーストリア全土のワインを試して、畑を見た時に、土壌は見事なグリーン・スレート主体に石英の混ざるミネラル豊かで水捌けのいい理想的なもの。
向きは南東、南、南西の見事な斜面。高度も日照も理想的で、即決したのだそうです。
アイゼンベアクはクレイやローム、鉄鉱石が豊富な土壌でこれらはワインに様々なキャラクターを与えます。
そして、斜面はブドウをより柔らかくし、酵素や発酵のためのイーストあるいはその他のものを使わずに、無清澄無濾過でワインを造ることを可能にしています。
ウヴェの情熱は、彼のワインの中に完全な形で土壌毎にキャラクターを表現することなのです。
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