ピットナウアー パーフェクト・デイ 2023 Pittnauer perfect day

産地 オーストリア
葡萄品種 ムスカット・オットネル、イエローマスカット、ソービニヨン・ブラン、グリューナー・ヴェルトリーナー

alc:12%
酸:.5.0 g/l
残糖:0.7 g/l
土壌:砂質、石灰、重粘土土壌
収穫:2023年9月上旬 各葡萄別々で収穫、発酵。
アロマティック品種は1週間以上のマセラシオン。
アンフォラと 500 リットルの古樽にて自然発酵。
アンフォラや樽は全ての澱と共に6か月以上熟成した後、瓶詰前日に全てをブレンドしてボトリング。
無清澄、無濾過、全ての工程で亜硫酸無添加。

このワインは、The Velvet Undergroundの元ボーカルであるLou Reedの名曲“perfect day”にインスピレーションを受けました。
“人生の単純な喜びがパーフェクトな一日へ”、そういう気持ちが“perfect day”には込められています。
そんな日に寄り添う、あるいはそんな日を演出できるようなワインを目指しています。
濁りがある濃いイエロー。
マスカット系由来のアロマティックな香りと、シトラス、桃、白い花の香りとミネラルのニュアンス。非常にジューシーで柔らかく、もぎたてフルーツのようなフレッシュで濃厚な果実味と、心地よい酸とシトラスの皮のニュアンス。
誰もが楽しめて、気持ちが晴れる心地良いオレンジワイン。



生産者:ゲアハルト・ピットナウアー

ワインの中に、シンプルさと正直な感情がある、ゲアハルト・ピットナウアーのスピリット、それは、彼の寛容さと謙虚さからきています。80年代中ごろ、オーストリーのワイン市場はスキャンダルとカオスの真っただ中にいました。甘口ワインの粘度を高めて、より糖度の高い格上ワインに見せかける手口として、ジエチレングリコールがワインに加えられたのです。調査の結果、一部のワイン商が悪事を働いていたことが暴かれるのですが、この事件によって、オーストリアワインの輸出は一夜にして限りなくゼロに落ち込み、まさに壊滅的なダメージを受けます。誰かがワインを取り巻くすべての環境を浄化しなくてはいけないと思っていた頃、ピットナウアーの父に突然の死が訪れます。当時、ピットナウアーは18歳。父から徐々に受け継ぐはずのワイン造りも、自分だけでやっていかなくてはならなくなったのです。彼は言います。「確かに自分の教育のレベルは低いし、ブドウ栽培とワイン造りは関しては、父にほんのさわりを教えてもらっただけ。でも、いつも僕は好奇心旺盛で貪欲に学んできた。友達や勉強仲間の話を聞いたり、海外に行って勉強したり、ワインのテイスティングもしてきた。アーティストになりたいって思っていた頃もあったけれど、今ではそれはワインに対するアプローチになっているんだよ。」

彼の造るワインは、土着品種のブドウを使い、テクニックにこだわりすぎず、新樽を使わない、ピットナウアーらしい‘down to earth’スタイルなのです。

ピットナウアーは、自分が愛飲していたワインの中に、一貫性や共通のテーマがあることに気づくまでは、栽培理論なしでワイン造りを行っていました。もし、彼が自分の飲んでいるワインがビオディナミで造られていることに気づいていたとしたら、彼のワイン造りは、もっと早く変わっていたことでしょう。年月が経ち、ビオディナミのことを知ったピットナウアーは、妻のブリジットとともに、15ha(半分は自分のもとで半分は借りた土地)を生きたワインを造るために、独自のオーガニック精神で手入れをはじめます。堆肥を与えるところから収穫までのすべての作業はマニュアル通りに行われ、カレンダーはなく、彼をあせらせるものは何もない。ブドウの完璧な成熟がもたらす味わい。きれいなブドウを選んで、ヴィンテージのコンディションに応えたワイン造りをセラーで行っています。空気式圧搾機、温度調節付きのスチールタンク、そしてポンプなど最新技術。彼の造るワインは、ピュアでフレッシュな果実味が特徴です。ピットナウアーは、それぞれのブドウ品種がもつ、わくわくするような、ユニークな声やテロワールがはっきりと聴こえてきそうなワインを造っています。



*商品の品質保持のためクール便(別途330円加算)のご使用をオススメします。
*カートの中の「配送指定での入力」の時「クロネコヤマト(クール便)」をご指定ください。
ご指定がない場合、「クロネコヤマト(普通)」での発送になります。
販売価格 3,900円(税込4,290円)

カテゴリー

コンテンツ

ショップについて

 

酒と音楽が大好きな酒屋です。

毎週火曜定休日

未成年者の飲酒は法律で禁止されています。当店は未成年者には酒類は販売いたしません。

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。