ピットナウアー ザンクト・ラウレント・ヴォン・ドルフ  2019 Pittnauer St. Laurent vom Dorf

産地 オーストリア
葡萄品種 ザンクト・ラウレント 100%
アルコール度数 11.5%
タイプ 赤 

クロージャー:スクリューキャップ
酸:5.8 g
残糖:1.0 g/l
畑:ゴールドベルク、ザルツベルガッカー、ツヴィッケレッカー、ジュンガッカー
土壌:鉄分を含む砕石手摘みによる収穫後、除梗、ステンレスタンクにて 18 日自然発酵 500ℓ旧樽にて 12 か月熟成。
無清澄、瓶詰時の極少量(15 mg/l )の硫黄のみ使用。


St ラウレントは、長い伝統を持つ品種。
スミレを思わせる涼やかな花や酸味を感じさせるベリーの香味が特徴。
現地ではピノ・ノワールと不明品種の自然交配であると信じられ、赤の地場品種としては最も栽培&醸造が難しい品種。
“vom dolf”は「村から」の意味で、ピノ・ノワール同様村名クラスのワイン。
ノイジードラーゼーを望む台地は、鉄分を富む小石土壌と風通しの良さが相まって、最適なコンディションを形成します。
濃いルビーガーネット色。赤い果実と花の香りで、素朴でエレガント、柔らかくて繊細なワイン。
ジューシーさと酸はありますが、なめらかな口当たり。
フィニッシュは長くて生き生きしています。



生産者:ゲアハルト・ピットナウアー

ワインの中に、シンプルさと正直な感情がある、ゲアハルト・ピットナウアーのスピリット、それは、彼の寛容さと謙虚さからきています。80年代中ごろ、オーストリーのワイン市場はスキャンダルとカオスの真っただ中にいました。甘口ワインの粘度を高めて、より糖度の高い格上ワインに見せかける手口として、ジエチレングリコールがワインに加えられたのです。調査の結果、一部のワイン商が悪事を働いていたことが暴かれるのですが、この事件によって、オーストリアワインの輸出は一夜にして限りなくゼロに落ち込み、まさに壊滅的なダメージを受けます。誰かがワインを取り巻くすべての環境を浄化しなくてはいけないと思っていた頃、ピットナウアーの父に突然の死が訪れます。当時、ピットナウアーは18歳。父から徐々に受け継ぐはずのワイン造りも、自分だけでやっていかなくてはならなくなったのです。彼は言います。「確かに自分の教育のレベルは低いし、ブドウ栽培とワイン造りは関しては、父にほんのさわりを教えてもらっただけ。でも、いつも僕は好奇心旺盛で貪欲に学んできた。友達や勉強仲間の話を聞いたり、海外に行って勉強したり、ワインのテイスティングもしてきた。アーティストになりたいって思っていた頃もあったけれど、今ではそれはワインに対するアプローチになっているんだよ。」

彼の造るワインは、土着品種のブドウを使い、テクニックにこだわりすぎず、新樽を使わない、ピットナウアーらしい‘down to earth’スタイルなのです。

ピットナウアーは、自分が愛飲していたワインの中に、一貫性や共通のテーマがあることに気づくまでは、栽培理論なしでワイン造りを行っていました。もし、彼が自分の飲んでいるワインがビオディナミで造られていることに気づいていたとしたら、彼のワイン造りは、もっと早く変わっていたことでしょう。年月が経ち、ビオディナミのことを知ったピットナウアーは、妻のブリジットとともに、15ha(半分は自分のもとで半分は借りた土地)を生きたワインを造るために、独自のオーガニック精神で手入れをはじめます。堆肥を与えるところから収穫までのすべての作業はマニュアル通りに行われ、カレンダーはなく、彼をあせらせるものは何もない。ブドウの完璧な成熟がもたらす味わい。きれいなブドウを選んで、ヴィンテージのコンディションに応えたワイン造りをセラーで行っています。空気式圧搾機、温度調節付きのスチールタンク、そしてポンプなど最新技術。彼の造るワインは、ピュアでフレッシュな果実味が特徴です。ピットナウアーは、それぞれのブドウ品種がもつ、わくわくするような、ユニークな声やテロワールがはっきりと聴こえてきそうなワインを造っています。



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