DETAIL
アルコール分---13.1%
品種---アルバリーニョ100%
白
蔵王ウッディファーム 山形県上山市原口829
Wine Story---
アルバリーニョについて考えていた可能性を確かめたVTでした。
18VTから収穫日は9月後半を目安にしてきましたが、今回は10月中旬に標準を合わせています。
様々な収穫時期の検討は今後を見据えての事です。
というのも、9月後半〜10月初旬は他の品種も含めると大渋滞を引き起こします。
そこで、耐病性に優れた品種が選択の幅を広げてくれました。
アルバは何処まで収穫を待つことが出来るのか…。
この課題の答えはワインを飲めば一飲瞭然。
一般的な品種の香りを想像していると、あまりの妖艶さに驚く事でしょう。魅惑的な香りの正体は、国内でも稀なアルバの遅摘みからくる貴腐の様な完熟感。
従来通りの柑橘系は全て蜂蜜漬けのマーマレードの様な印象へ、桃の完熟感、ジャスミンの花、ジンジャーのスパイス。
ライトトーストの樽由来のフローラルさが複雑に絡み、国内アルバの中でも極めて特殊な魅力を味わえます。
Technical Supplements ---
樹齢が4年の若木は従来通りの時期に収穫し、奇をてらわず全房プレス後にステンレスタンクにて発酵を行い終了後は古樽で管理した【Normal】。
樹齢が5年のアルバは更に3週間後に収穫し、傷みの無い房【Good】と貴腐が付いた房【Noble】により分けた。
【Good】、【Noble】は更にフリー区分とプレス区分へ、合計4種類のキュベを仕上げている。
それぞれ清澄度合い、発酵容器、酵母、を変えてあり様々な知見を得る事が出来た。
ブレンドのベースは【Good】のフリー区分、そこへ樽発酵したプレス区分と【Noble】のフリー区分を僅かに、更に最初に醸造していた【Normal】を掛け合わせていった。
最終的には11/17収穫のプティマンサン辛口キュベを味わいを確認しながら配合量を決定した。
斯くして私達のアルバは、これまで以上の複雑さと妖艶さを表現したワインへ一皮むけた。
ハイリスク・ハイリターンの今回の味わいを毎年は醸したくないが…。
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